vlookup関数 / エクセル

vlookup関数はエクセルのデータ集計や解析、会計など様々な用途で利用できる優れた関数。


vlookup関数は表に別の表を参照してデータを当て込めることが容易。
たとえば下のような表に、

下の「地方」という要素を加えて表にしたい場合がある。



ここで空白の「地方」の列にvlookup関数で簡単に当てはめることができる。

このように、F2のセルに「=VLOOKUP(C2,$H$13:$I$17,2,FALSE)」と入力することでOK。

結果「関東」と別の表を参照した値が表示されている。


vlookup関数では、
vlookup(検索値,範囲,列番号,検索の型)
を入力することにより設定できる。
この場合では、「検索値」は2つの表の共通の項目である"都道府県"の値を見つけにいっている。「範囲」は2つ目の表全体を参照させ、「検索の型」を"false"に設定する。


この関数の入ったセルを下にコピーすれば全項目に値の入った表が出来上がる。



※ここで注意点が2つ。
1. 参照する表の「範囲」は「$」マークを付けた絶対参照にする。
2. 「検索の型」は"false"にする



1. 参照する表の「範囲」を絶対参照にしておかないと、関数をコピーして下のセルに貼り付けていくときに、表の参照範囲も変化してしまうからである。
絶対参照にしていないセルをコピーすると、

このように2個目の表の「範囲」も下に移動してしまう。



2. 検索の型を"false"にする。
もともと検索の型は「false」か「true」を選択できる。
「true」にしていると、「東京」や「沖縄」の参照するセルの値が、2個目の表に含まれない場合に、もっとも近しい値を拾ってきてしまうから。


「true」の場合「東京都」という文字列にしても値を拾ってくるが、




「false」だとエラーが出て「#N/A」の表示になる。




2. の注意点に関しては、目的によって近しい値を拾ってきたい場合は、「true」としても良いが、「false」で設定しておくと、必ずエラーで表示されるので分かりやすい。目的別に利用すれば幅広く利用できる。