エクセルの文字列ワイルドカード

エクセルでは関数を使用する際に、"文字列に「〜」が含まれているものの合計"や"文字列「〜」から始まるものの合計"など、あいまいな判定を実行して解を得たい場合が多い。


そんなときに役立つのが「*アスタリスクで表すワイルドカードの文字列。


たとえば、こんな表があったとき、

東京の金額の合計を求めたい場合は、以前の「sumif関数」で得られるが、下のような表で「東京の金額合計」を得たい場合に一発で求めることができる。



この表では「地域」に「東京」が含まれているものの「金額」合計を求ればよい。
sumif関数の「検索条件」に「"東京*"」を指定することで、東京の後にどんな文字列がきてもカウントしてくれる。




※注意事項:アスタリスクを用いたワイルドカードは、論理式の中で使うことはできない。これは、たとえば「=if(A1="東京*","○","×")」のように、「A1 = "〜*"」と等式や不等式を用いての判定の基準に利用できないということ。sumif関数のように、値を直接参照するような関数には利用できる。


ワイルドカードはデータを判別したい際には非常に役立つ。
ちなみに「*アスタリスクは、「"東京*"」だけでなく「"*東京"」「"*東京*"」のように前後に付けて幅広く指定できる。