Google Android 携帯

GoogleではiPhoneにつづく携帯用OS「Android」搭載のGoogle携帯をDoCoMoで発売。

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インターネット検索最大手、米グーグルが開発した携帯電話用基本ソフト(OS)を搭載した「グーグル携帯」が10日、発売された。ブランド力を背景に米市場では100万台超の販売実績をもち、満を持しての日本初上陸となる。競合する高機能携帯電話(スマートフォン)では、米アップルが「iPhone(アイフォーン)3GS」を先月末に発売。国内メーカーも参入しており、競争が激しさを増してきた。

グーグル携帯は「アンドロイド」と呼ばれるOSを搭載し、グーグルがインターネット上で提供している各種サービスを利用できるのがセールスポイント。

 NTTドコモが発売した今回の新機種は、台湾メーカーのHTC社製。入力画面はアイフォーンと同様、指でなぞるように操作するタッチパネル式だ。

 グーグルの検索機能に加え、地図サービスの「グーグルマップ」とグーグルマップ上の場所の写真を表示する人気サービス「ストリートビュー」、動画投稿サイト「ユーチューブ」が手軽に楽しめる。

 グーグル携帯は昨年10月に米国で発売され、約半年間で100万台を売り上げた。「携帯電話の可能性はスマートフォンにあり、アイフォーンが好調な理由もそこにある。グーグル携帯がひとつめの武器」(NTTドコモ)とライバル心をむきだしにする。

 一方、6月26日にソフトバンクモバイルが発売した米アップルの「アイフォーン3GS」。昨年7月、国内に投入されたアイフォーン3Gに比べ、インターネットの接続スピードが2倍になったほか、動画撮影も可能になるなど機能を充実させている。

 6月19日に先行発売した欧米では、わずか3日間の販売台数が100万台を突破するなど、根強いアップルファンの存在を見せつけた。国内でも順調な滑り出しという。

 今回のドコモとソフトバンクの新商品対決には、OSの主導権争いという側面もある。グーグルのOSは無償で携帯電話メーカーに公開。有償OSは携帯電話機価格の上昇要因とされており、グーグルは無償公開でメーカーを取り込む狙いがある。

 需要が頭打ちの携帯電話市場にあって、スマートフォンへの期待感は大きい。調査会社の矢野経済研究所によると、国内市場は平成24年に19年比約4倍に膨らむと予想されており、高成長が見込まれている。

 シャープや東芝など国内の携帯電話機メーカーもスマートフォンの開発を強化しており、国内外のメーカーが入り乱れた戦いは今後さらに熱を帯びそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000525-san-bus_all



Googleのアンドロイドのページ↓
http://www.google.co.jp/mobile/android/


携帯電話だけでなくNetbook向けのPC用OSをGoogleは開発中。この「Chrome OS」は年内にもリリースされる予定なのでちょっと興味深い。

Googleは7月7日、同社独自のOS「Google Chrome Operating System」を発表した。年内にコードを公開する予定だ。

 Chrome OSは同社が昨年リリースしたChromeブラウザの延長線上にある新プロジェクト。同社はChromeを「Webで生活する人々のために設計した」が、Chromeが載っているOSは「Webのなかった時代に設計されたもの」であるため、OSの開発に着手したという。

 Chrome OSオープンソースの軽量OSで、初めはNetbook(低価格の小型ノートPC)を対象とする。Googleは年内にChrome OSのコードをオープンソース化し、同OSを搭載したNetbookは2010年後半に発売される見通しという。

 Chrome OSはスピード、シンプル、セキュリティを柱とし、「数秒で起動してWebにつながる」という。ユーザーインタフェースは最小限で、ユーザーはほとんどの作業をWeb上で行うことになる。また、ユーザーがウイルス、マルウェア、セキュリティアップデートに対処しなくてもいいように、基本に立ち返ってセキュリティアーキテクチャを完全に設計し直したとしている。

 同OSはx86プロセッサとARMプロセッサの両方に対応し、Linuxカーネル上で動く新しいウィンドウシステムを使っている。Webベースのアプリケーションはすべて同OSで動作するため、開発者は好きなWeb技術を使って同OS向けのアプリケーションを開発できるという。

 Googleは、Chrome OSはほとんどの時間をWebで過ごす人向けのOSで、Androidプロジェクトとは別だと説明している。Androidが携帯機器やセットトップボックス(STB)、Netbookなどを最初から幅広い機器を対象として設計されたのに対し、Chrome OSNetbookからフルサイズのデスクトップPCまでが対象という。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/08/news037.html